プライマリー・テイスト2014.01.29

この前、新年のあいさつをしたと思ったら、気付くともう1月も終わりなんですね

年齢のせいか、年々時が経つのが早くなっているように感じます。

 

昨日、今日と名古屋は穏やかに晴れ、だいぶ過ごしやすかったのではないでしょうか

明日は雨模様みたいなのですが…

 

さて、今回はプライマリー・テイストというものについて書いてみたいと思います。

 

コーヒーは長い間、嗜好品として「私はこれが好き」と主観的に判断されてきました。しかし、嗜好品であることと品質の良さは別で、客観的に判断できる「カップテスト、カッピング」という基準が2000年以降は重要になってきています。

 

プライマリー・テイストとはコーヒーの主要な風味で、必要不可欠な判断基準となります。

 

① アロマ(芳香性)

アロマはコーヒーの命ともいえる非常に重要な要素で、抽出液から発生する好ましい香り。

 

② 甘味

完熟した果実が持つ甘く柔らかい風味。

 

③ アシディティ(良好な酸味)

本来コーヒーに備わるべき好ましい酸味。

 

④ ボディ

飲みごたえ、コクと表現される風味。

 

⑤ クリーンネス

異臭異味なく、すっきりとした透明度のある風味。

 

⑥ 渋味

通常、コーヒーにはマイナスファクターだが、カップテストでは、硬く膨らみにくい豆からは渋みが発生しやすい。この現象を理解して、短期的に評価を下げる原因にしてはならない。

 

⑦ パーストクロップ(枯れた風味)

収穫から一年以上経過したロットから発生する。

 

このようなことを意識して飲まれると、いつも飲んでいるコーヒーの違った側面が出てくるかもしれませんよ

 
この記事をSNSでシェアする